村についての語り(memolog)

2007/1/18
「俺は年をとったな。背は伸びきったし、手の皮も厚くなった。
それにくらべ、佐助はなにひとつ変わらぬ」
「そういう仕様なの」
こんな妄想を頭の中で繰り広げてました。年を取らない佐助。
妖怪ネタというわけではなく単に見た目が変わらない彼。
忍のことはよく知らないのですが特殊メイクやら秘伝の薬を
用いて見た目を変えずにいられるくらいは出きるのではないかと。
見た目を変えないメリットは今は横に置いておきまして、
いつまでも若いままでいる佐助をみて幸村が思い出したように、
他者からみれば今更!?と思われるくらいの月日が流れた辺りで
疑問に思う日常の1コマ。幸村は多分走りっぱなしの人だから
お館様や戦以外の細かいところ(他人が当たり前にみて感じて
いるもの)が目の端を掠めていくだけではないかと思います。
佐助は毎日見てるし、自分が年を重ねていることもわかっている、
けれど何かを感じることがなかった。
人として何かが抜けている感じ。



2007/5/25
目の前で男が服を脱いでいる。
普段の自分ならば破廉恥だと叫んでその場から逃げ出していただろう。
だが前々からその傾いた衣装がどの様な構造になっているのか気になっていた自分は男が体から一枚、
また一枚と衣服を剥がしていく様子に目が離せなかった。
赤や黄色が床に広がり、最後には頭につけていた装飾品まで取り去ると残ったのは色の無い男。
日に晒されていない部分は不自然なほど白かった。それこそ血が通っているのかと疑いたくなるほどに。
暗闇にぼんやりと浮かぶ月を連想する、そんな奇妙な色の手がおもむろに延びてきて手首を掴まれた。
「!」
驚き思わず払い除けようとしたが力の差か微動だにしない。男は口の端を上げて笑う。




2010/2/8
ふと思ったんですが、若かりし頃の秀吉と幸村って似てますね。
純粋なところとか、少し綻びが出来たら全壊しちゃいそうな所とか
本人は考えてるつもりなんだけど思考停止してるところとか。
慶次は幸村を見て、秀吉とおんなじ生き方をして欲しくないと思っていたらいい。
『自分』をどう捉え、何を捨てて、何を礎に立ち上がるか…。